なぜか鳥たちは金属が好きらしく、齧って食べてしまいます。毒性のある金属を食べると、急に具合が悪くなり、吐いて、緑色の濃い便をします。

このような特徴的な緑便をします。もっと岩海苔状のこともあります。
吐き気と緑便、この2つが見られた場合はすぐにレントゲン検査を行い、金属を摂取していないかを調べなければなりません。

金属片は、このように筋胃内に停留します。哺乳類であれば1日経てば便に出てしまいますが、鳥は筋胃内に砂(グリット)を留める機能があるため、金属片は数日、場合によっては数ヶ月の間胃の中に残ってしまいます。
ですので、一刻も早く診断して解毒剤を始めないと中毒が進行してしまいます。解毒が間に合えば助かりますが、重度の食滞や血便、血尿が始まると助からないこともあります。
食べてしまう金属で最も多いのが、カーテンの端に縫いこまれているおもりです。これは鉛でできていますので、最も毒性が強いものです。ほとんどの方は、家のには入ってませんといいますが、実は入っていることが多いのです。食べてしまってからはでは遅いので、一度調べてみて入っているようでしたら、前もって取り除くようにしてくださいね(^^