ココちゃんは、4歳2ヶ月の女の子です。バードドックを受けに来院しましたが、腹部がかなり張っていたため、診察に変更になりました。すぐにレントゲン検査と超音波検査を行ったところ、お腹には水が溜まっており、軟状の腫瘤ができているのがわかりました。卵管腫瘍または卵巣腫瘍と診断し、手術で取れるかどうかみることになりました。
お腹を切ってみると、赤黒い腹水が大量に貯まっていました。腹水を取り除いてみると、腫瘤は卵巣であることが分かりました。無数の小さな嚢胞ができており、かなり弱い組織で、触るとボロボロと崩れてきました。崩れるたびに出血を伴いましたが、何とか卵巣への血管を止めて腫瘤はほとんど取ることができました



退院時のココちゃんです。お腹が楽になって良かったね


[2013年3月30日(日)]