手術を受けたボタンインコのボーちゃんのご紹介です。
ボーちゃんは、1歳11ヶ月の女の子です。卵管蓄卵材症の疑いで近医にて入院していましたが、手術が必要なため、当院を紹介され来院しました。診てみると衰弱が進行しており、かなり痩せてしまっていました。この状態では手術のリスクが高いため、まず入院させ点滴と強制給餌を行い、体力の回復を優先させました。徐々に体力が回復し、元気が出てきたため、入院から1週間後に手術を行ないました。
お腹を切ってみると、腹腔内にかなり卵材が漏れ出てしまっており、そのため腹膜炎を起こしていました。卵管の中には長く連なった卵材が入っていました。卵管を全て摘出し、お腹の中をよく洗浄して、手術は無事成功しました


退院時のボーちゃんです。お腹がすっきりして良かったね

もう卵は産みませんが、今後も発情すると思いますので、環境に注意して、なるべく発情させないようにしてくださいね
[2013年11月29日(金)]