手術を受けたオカメインコのクララちゃんのご紹介です。
クララちゃんは、10歳6ヶ月の女の子です。以前より右肩付近の自咬症があり、自咬部分が盛り上がって出血するとのことで来院しました。診てみると、右肩から腋窩にかけて皮膚が肉芽状に盛り上がっており、漿液が固まって付着していました。齧れないようにエリザベスカラーをして経過を見ましたが、全く改善しないため、肉芽状になった皮膚を切除する手術をすることになりました。
手術は、肉芽周囲の皮膚を電気メスで切開して、剥離をして全て切除しました。鳥の皮膚は伸びないため、周囲の皮膚を寄せられる分だけ縫合し、皮膚が足りない部分は、カサブタを形成させて治すことにしました。

退院時のクララちゃんです。悪いところが取れてよかったね

傷が治るのに少し時間がかかると思いますが、それまで安静にしてて下さいね
[2015年1月30日(金)]