ピトちゃんは、3歳4ヶ月の女の子です。1月入ってからお腹が大きいとのことで来院しました。診てみると左の下腹部が膨隆しており、腹壁ヘルニアを起こしているのが見つかりました。ヘルニア内には硬いものが触るため、卵管内に硬くなった卵材が入っているとことが予測されました。このままではお腹が苦しいため、手術で治すことになりました。
手術は、お腹を切ってみると、卵材の入った卵管が確認できました。卵材は、卵管全域に渡って入っており、卵管の炎症もひどく、腫れ上がっていました。卵管が硬くなっているため、非常に困難な手技となりましたが、なんとか全ての卵管を取り除くことができました。その後断裂した腹筋を縫合して皮膚を整形し、無事摘出することができました


退院時のピトちゃんです。お腹がスッキリしてよかったね


[2015年2月28日(土)]