クロマちゃんは、5歳4ヶ月の男の子です。佐賀県から来院されました。12月末にろう膜が茶色くなったため、地元の病院で検査をしたところ、骨髄骨があるのが見つかりました。精巣は発情精巣程度の大きさでしたが、すでに腫瘍化している可能性もあるため、紹介され来院しました。飼い主さんとの相談の結果、小さいうちに手術をすることになりました。
手術は、まず腹部をT字切開にて開腹しまた。お腹の中を確認したところ、左の精巣が硬くなっており、腫瘍化している可能性がありました。まず靭帯に止血クリップを掛け、次に漿膜にレーザーメスで穴をあけ、内部を超音波乳化吸引装置に吸引しました。そして靭帯をレーザーメスで切断し、再びクリップを掛けて精巣を摘出しました。左の精巣は正常でしたが、同手技にて摘出し、無事手術は成功しました


退院時のクロマちゃんです。腫瘍が取れて良かったね

