手術を受けたボタンインコのもちちゃんのご紹介です。
もちちゃんは、4ヶ月齢の若鳥です。不慮の事故で左脚が使えなくなってしまい、近医を受診したところ骨折と診断されました。手術による治療を希望し、紹介され来院しました。診てみると左脛足根骨が骨折していました。しっかりと治すため、手術を行なうことになりました。

もちちゃんのレントゲン写真です(他院撮影)。左の脛足根骨が横骨折しているのが分かります。
手術は、まず骨折部の皮膚を切開し、次に筋肉を剥離して骨折端を露出しました。次に内部にピンを挿入して踵側に貫通させました。そして骨折端を合わせて、膝側にピンを押し込んで、骨を接ぎました。その後皮膚を縫合し、手術は無事成功しました


術後のレントゲン写真です。ピンが入り、骨が接がれているのが分かります。

退院時のもちちゃんです。骨が真っ直ぐになって良かったね

骨が付くまで3週間くらいですので、それまで安静にしててくださいね