カーコちゃん@オカメインコ

手術を受けたオカメインコのカーコちゃんのご紹介です。

カーコちゃんは、9歳4ヶ月の女の子です。約10日前にお腹が大きいことに気づき来院しました。診てみるとお腹がかなり張っており、レントゲン検査と超音波検査にて、卵巣腫瘍の疑いと診断しました。取れるものかどうか、お腹を切らなければ分からない状態でしたが、試験開腹を行なうことになりました。

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カーコちゃんの造影撮影のVD像です。腸が右側へ変位しているのが分かります。

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カーコちゃんの造影撮影のラテラル像です。回腸が腹側を走っているため、卵巣腫瘍が腸間膜の背側にあるのが分かります。

手術は、まず腹壁を逆L字切開にて開腹しました。卵巣腫瘍は、多嚢胞のすじこ状で一つ一つ水を抜いても切りが無い状態でした。そこで卵巣腫瘍自体を電気メスでブロック片として切り取りながら、少しずつ小さくしていきました。幸いなことに癒着がほとんど無く、卵巣腫瘍に茎があり、そこを止血クリップにて結紮して切断することで、全ての腫瘍を取り除くことができました。術後は出血が多かったため輸血を行ない、無事手術は成功しました

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こちらが摘出した卵巣腫瘍です。まるですじこのようですね。

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退院時のカーコちゃんです。お腹が楽になって良かったね再発する可能性は低いと思いますが、今後もしっかりと経過を見ていきましょう
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