風香ちゃん@セキセイインコ

手術を受けたセキセイインコの風香ちゃんのご紹介です。

風香ちゃんは、2歳10ヶ月の女の子です。茨城県から来院しました。10月にお腹が大きいことに気づき、近医を受診したところ、都内の専門病院を勧められて受診し、腹壁ヘルニアと診断されました。手術はリスクが高いとの判断から勧められず、内科治療で経過を見ていましたが、排便ができなくなり当院に転院希望で来院しました。診てみると腹壁ヘルニアを起こしており、排便が上手くできないため、総排泄腔がヘルニア内に落ち込んで、大量の便が溜まっていました。痛みと違和感から常に息張っており、緊急を要する状態でした。まず圧迫して出来る限り排便させ、翌日緊急手術を行ないました。

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コチラは、レントゲン造影撮影VD像です。腸が全部ヘルニア内に出てしまっているのが分かります。

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コチラは、横から見たラテラル像(頭が左)です。ヘルニア内の腸の上側の部分に大量の便が溜まっているのが分かります。

手術は、まずお腹の皮膚をX字切開して剥離し、ヘルニア嚢を露出しました。次にヘルニア嚢を切開して、総排泄腔内の便を圧迫して全て排便させました。その後、腸と総排泄腔をお腹の中に戻し、ヘルニア輪を縫合後皮膚を整形し、手術は無事成功しました

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退院時の風香ちゃんです。お腹が元に戻ってよかったね術後は排便も普通にできるようになりました。もう少し遅れていたら助からなかったかもしれません。間に合って本当に良かったですね
テーマ: 小鳥大好き | ジャンル: ペット