きゅうちゃん@セキセイインコ

手術を受けたセキセイインコのきゅうちゃんのご紹介です。

きゅうちゃんは、3歳の男の子です。大阪から来院しました。3月中旬に吐き気が出たため、近医を受診したところ、レントゲン検査で精巣腫瘍が見つかりました。飼い主さんが手術を希望したため、紹介され来院しました。レントゲン検査を行なったところ、左右の精巣が腫瘍化しているのが見つかりました。ろう膜の茶色や多骨性過骨症はありませんでしたが、精巣の大きさから腫瘍と判断し、摘出術を行なうことになりました。

手術は、まず腹壁をT字切開にて開腹しました。次に腸を除けて精巣を確認したところ、診断どおり左右の精巣が腫瘍化していました。左の精巣に液体の充満が見られたため、まず最初に漿膜に穴をあけて液体を除去しました。次に靭帯に止血クリップを掛けて血流を遮断し、内部を超音波乳化吸引装置にて吸引しました。そして靭帯をレーザーメスで切断し、左の精巣の摘出を試みましたが、一部脾臓に癒着が見られました。癒着が剥がせないため、癒着部分だけ残して、左精巣を摘出しました。右の精巣は硬結していましたが、先に靭帯に止血クリップを掛けて血流を遮断し、内部を吸引して、その後靭帯を切断して摘出し、手術は無事成功しました

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退院時のきゅうちゃんです。腫瘍が取れて良かったね今後脾臓への癒着部分が成長してこないか、経過を見ていきましょう
テーマ: 小鳥大好き | ジャンル: ペット