マクビーちゃん@セキセイインコ

手術を受けたセキセイインコのマクビーちゃんのご紹介です。

マクビーちゃんは、6歳5ヶ月の男の子です。福岡県から来院しました。約2年前からろう膜が茶色になり、近医にてレントゲン検査を行なったところ、精巣腫瘍と診断されました。最近になってレントゲン検査で精巣が少し成長してきたため、手術を希望され来院しました。

手術は、まず腹壁をT字切開にて開腹しました。次に腸を除けて精巣を確認したところ、右の精巣の一部が腫瘍化していました。精巣靭帯を確認したところ、クリップを掛ける十分な余裕がありませんでした。クリップを掛けなければ、精巣への血流を遮断できないため、後腹膜と精巣の間にクリップを掛けたところ、後腹膜が破れて出血しました。出血を止めて、次にレーザーメスで精巣に穴をあけて内部を超音波乳化吸引装置にて吸引しました。次に腫瘍化している部分の摘出を行い、残りの精巣組織の摘出も試みましたが、後腹膜からの出血があるため、精巣全てを摘出することを断念し、追加のクリップで精巣への血流を遮断し、手術終了としました。

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退院時のマクビーちゃんです。今回は、腫瘍化していると思われる部分の摘出はできましたが、精巣の全摘出はできませんでした。精巣への血流は遮断しましたので、そのまま右の精巣は萎縮すると思います。今後も引き続き、定期的に精巣の経過を見ていきましょう
テーマ: 小鳥大好き | ジャンル: ペット