ポッポちゃんは、4歳1ヶ月の女の子です。3週間前からお腹が大きいとのことで来院しました。診てみるとお腹に張りがあり、レントゲン検査と超音波検査を行ったところ、お腹の中に嚢胞と腫瘤ができているのが見つかりました。検査結果から卵巣腫瘍が疑われました。取れるものかどうか見るため、試験開腹手術を行なうことになりました。
手術は、まずお腹を逆L字切開にて開腹しました。次に嚢胞内の貯留液を除去し、腹腔内を確認したところ、1つの嚢胞が腹腔内に癒着しているのが見つかりました。全摘出は困難と判断し、取れる嚢胞のみを摘出し、手術終了としました。

退院時のポッポちゃんです。お腹はかなり楽になったと思いますが、腫瘍が残っていますので、また大きくなってくると思います。発情抑制しながら、継続して治療を行っていきましょう
