ピー太郎ちゃんは、8歳1ヶ月の女の子です。1週間前にお腹が大きいことに気づき、来院しました。診てみると、お腹の中に卵状のしこりがあり、検査をしてみると、卵管内に硬くなった卵材が溜まっているのが見つかりました。卵管蓄卵材症と診断し、手術を行なうことになりました。
手術は、まずお腹を逆L字切開して開腹しました。お腹の中を確認したところ、腹膜炎による癒着のため卵管が取れない状態なのが見つかりました。そこで卵材が溜まっている部分を切開し、小さな穴から少しずつ卵材を取り出しました。卵管粘膜に肉芽が見つかったため、これも切除しました。その後卵管を縫合して閉腹し、手術は無事成功しました


こちらが取り出された卵材です。

退院時のピー太郎ちゃんです。お腹が楽になって良かったね

