チュン太ちゃんは、2歳9ヶ月の女の子です。1年半前から翼にしこりがあるとのことで来院しました。診てみると、右の翼に巨大な羽包嚢腫ができていました。またお腹には腹壁ヘルニアができていました。羽包嚢腫の摘出とヘルニアを整復するため、手術を行なうことになりました。
手術は、羽包嚢腫の周囲を半導体レーザーメスにて皮膚を切開し剥離しました。次に羽包嚢腫を摘出し、羽包を焼烙しました。皮膚は縫合できないため、創傷被覆材を貼り付けてテーピングを行いました。次にヘルニア部分の皮膚を切開し、ヘルニア嚢を腹腔内に戻して、ヘルニア輪を閉鎖しました。その後皮膚を整形して縫合し、手術は無事成功しました


コチラが摘出した羽包嚢腫です。長さが約4cmもありました。

退院時のチュン太ちゃんです。しこりが取れて、お腹が戻って良かったね

