のんたちゃんは、7歳8ヶ月の女の子です。6月初めからお腹が大きいとのことで来院しました。診てみるとお腹に張りがあり、超音波検査を行ったところ、お腹の中に嚢胞ができているのが見つかりました。検査結果から卵巣腫瘍が疑われました。取れるものかどうか見るため、試験開腹手術を行なうことになりました。
手術は、まずお腹を逆L字切開にて開腹しました。次に嚢胞内の貯留液を除去し、嚢胞の靭帯に止血クリップを掛けました。その後靭帯を半導体レーザーメスで遮断して嚢胞を摘出し、手術終了としました。

退院時のはのんたちゃんです。お腹が楽になってよかったですね。今後も発情しないように気をつけて、経過を見ていきましょう。