ワカちゃんは、4歳6ヶ月の女の子です。小さい卵を産んで元気がなかったとのことで来院しました。診てみると、以前からあった腹壁ヘルニアが大きくなっており、腸管が全部脱出してしまっていました。お腹を整復するため、手術を行うことになりました。
手術は、まずお腹の皮膚をX字切開して剥離しました。次にヘルニア嚢を切開し、卵管を摘出しました。そして腸をお腹の中に戻し、ヘルニアを整形して、手術終了としました。

退院時のワカちゃんです。お腹が戻って良かったですね。今後も発情しないよう生活に気をつけていきましょう。